Horus	Jacson Falcon 詳細はOther I参照

　胴材はマホガニーでブリッジはシャーラーS FRT-2。PUはフロントがシングルサイズの２コイルであるDuncan Hot Rails、リアは独自開発のキャパリソンBH-2R。コントロール系は２点スイッチ付のマスターボリュームのみ。その他、弦長は24 ¾inch=628.65mm、ナットはシャーラーR2で42mm幅。ヘッド形状等は、TAT Modelの流用でペグはゴトーSG38-07。

　元は日本人ギタリスト、ユキヒコ・チャチャマル・フジムラ(Yukihiro "Cha Chamaru" Fujimura)の依頼により設計されたジャクソン製ファルコン(Jackson Falcon)の改良版で当初は弦長24 ¾inch、27f、ボルト・オン接続という仕様を基準に開発が始まり、４点止め、非対称響胴等の仕様が確定。響胴も元はやや小ぶりだったらしい。現在は生産中止、その後生産再開時に新型ホルスへと継承されている。

深海	雪雲	Black Forest	Crimson

【Horus Limited Edition ; Black Forest/Crimson】
　27ｆ６単弦。新型ホルスの限定塗装版で2003弦楽器フェア発表、同年12月発売、生産は既に終了している。仕様は通常の新型ホルスと同一。

Gold Hardware					Black Hardware
Yellow Sand	Black Night	Scarab	Thunder Cloud		Yellow Sand	Black Night	Scarab	Thunder Cloud

【Horus Black Hardware Model】
　27ｆ６単弦。ホルスのブラック・ハードウェア仕様で、彩色はScarab/BL, Black Night/BL, Thunder Cloud/BL, Yellow Sand/BL。BLはブラック・ハードウェアを指している。2007年３月発売。

Oiled Walnut	Midight Blute	Marcury	Venus

　通常のホルスとの違いは小振りな響胴形状や24.75inch弦長による低音への不利を補うために胴材にウォルナットを使用していること、指板にエボニーを採用していること、演奏上の障害を考慮してボリュームの位置を響胴底部に移動していること、出荷時の仕様がＢ調弦でディーン・マークレイの0.010〜0.052inchゲージを張ってあること。
　また太いゲージの弦を張った際のオクターヴチューニング対策にブリッジも通常より３mm後退させてあるため、棹長は変わらないが実質弦長は631mmとなる。ＰＵ位置もブリッジ移動に合わせて変更してあるとのこと。価格は231000円で2006年４月より発売開始。

【Marcury】
　27ｆ６単弦。ガクト(Gackt)発案によるギター。チャチャマルからの紹介によりキャパリソンが製作。弦長24 ¾inchで指板はローズウッドにジャンボフレット。棹はハード・メイプルのボルト・オン接続でカッタウェイはなし。
　胴材はマホガニーでブリッジはGotoh GE-103 BT、テイルピースはGotoh GE-101 ZT。ペグはGotoh SG38-07。PUはフロントがCaparison TRA、リアがCaparison BH-IIRでコントロールは3点のミニスイッチ。
　表面塗装はホワイト・マーブルで、これは当初胴材を大理石でという要望があり、それが不可能な代わりとして出来上がっている。 完成後公には「Mirror」の販促CFで初めて登場、定価25万円で100本生産されている。

【Venus】
　15ｆ６単弦。16ｆ〜27ｆ間をフレットレスにしたマーキュリーの改修版で同様にガクトによるデザイン。
　棹はメイプルのボルト・オン接続、弦長24 ¾inchで指板はエボニーのジャンボフレット。カッタウェイは無い。胴材はマホガニーでこちらはアーチ・トップが採用されている。ブリッジはシャーラーS-FRT IIでこちらはアームが使用可能。ペグはゴトーSG38-07。ＰＵはフロントがキャパリソンTRA、リアが同BH-IIRでコントロール系は３点ミニスイッチのみ。定価30万円で10月25日より発売が開始された。

Apple Horn 1	Apple Horn 2	Apple Horn 3

　主な相違点は全フレットジャンボフレットでリアＰＵがキャパリソンPH-R、また、ボリュームの位置も若干変更されている。外観も響胴が黄色に塗装され"Apple Horn"の図柄も挿入されている。これは「角の生えたリンゴ」というM.エクルンドの要望で共和商会の菅野 到(Itaru Kan'no)がデザインした。

【Apple Horn 2】
　27ｆ６単弦。M.エクルンドのサブギターとして製作されたもので1999年1月完成。
　指板はエボニーでポジション・インレイを27ｆまで中央に揃えているなどの違いがある。またフロントＰＵには、シングルであるキャパリソンVS-Iを採用。

【Apple Horn 3】
　27ｆ６単弦。アップルホーン・オーロラと同時期に製作されたもので指板がメイプル、胴材がアルダーである以外は同様。

Aurora	Sand Stone	Orange

【Apple Horn Aurora】
　27ｆ６単弦。M.エクルンドのシグナチュアモデルとしてアップルホーン３と同時に製作され2000年2月に発売開始、2006年２月に生産を終了している。
　棹はハード・メイプルにオイル・フィニッシュのボルト・オン接続、指板はエボニーでジャンボフレット。弦長は24 ¾インチ。
　胴材はマホガニーでブリッジはSchaller S-FRT II、ナットは同Locking Nut R2、ペグはゴトー GS G.H.A.Pで３種類のチューニングに対しての弦のテンションを調整できるようになっている。PUはフロントがキャパリソンVS-IA、リアはキャパリソンPH-Rでコントロールは２点スイッチ付ボリュームのみ。

【Apple Horn Sand Stone】
　27ｆ６単弦。ホルスのM.エクルンド仕様だったアップルホーン・オーロラに対して響胴の再設計を行い、27ｆまでのカッタウェイを実現、響胴底部を質量的に補強している。また、指板はローズウッドに変更、弦長24 ¾インチでジャンボ・フレット、棹はハードメイプルのオイルフィニッシュ、ボルト・オン接続。

　ＰＵはオーロラ同様、フロントがVS-IA、リアはキャパリソンPH-Rでコントロールは２点スイッチ付のボリュームのみ。響胴はマホガニーでブリッジはシャーラー S-FRT II、ペグはゴトー SGS G.H.A.P、ナットはシャーラー Locking Nut R2。
　2001楽器フェア"Freak Guitar Workshop"にて発表、2002年3月2日に22万5750万円で発売を開始、2006年２月に生産を終了している。

HGS Charcoal	SE Orange	Sand Stone II

【Apple Horn Orange】
　27ｆ６単弦。新型ホルスに使用されているペグのGotoh SG381-07 H.A.P、フロントPUのCaparison SH-27Fを搭載したサンド・ストーンの改修版。その他の仕様はサンド・ストーンと同様。2006年２月に生産終了。

【Apple Horn-HGS Charcoal Black】
　27ｆ６単弦。アップルホーンのＨＧＳ仕様であること、リアＰＵがPH-IAであること以外はオレンジと同一。価格は22万５千円。2006年発売。

【Apple Horn SE Orange / Sand Stone II】
　27ｆ６単弦。オレンジの第２期生産。2007年２月以降サンドストーンのフロントにSH-27を搭載したものが加わり、両機は仕様同一のカラー違いとなった。

Pro. Black	Pro. White

　胴材はマホガニーで棹はハード・メイプルにエボニー指板のジャンボフレット。ナット幅は42mm。 PUはフロントがCaparison SH-27F、リアがCaparison PH-R。 コントロールはVo１点のみでプッシュ=プッシュによるPUセレクター共用。 ハードウェアはペグがゴトーのSG381-07 H.A.P、ブリッジがシャーラーS-FRT IIで 共に黒。価格は28万3500円で2007年５月発売。 なお、Pro.はProgressiveの略で黒と白の２種類。FDフィニッシュという独自の塗装方法を採用しているとのこと。